フィンペシア等の個人輸入は薄毛に効かない?偽物?通販価格や効果、副作用は?
インターネット上で「フィンペシア」という男性型脱毛症AGA治療薬をしばしば見かけます。
わたしもフィナステリドやデュタステリドで薄毛治療を長年おこなっています。
でもフィンペシアは使ったことがありません。
薄毛に対して「効かない」とか「回復した」など意見はさまざまです。
なかには偽物などど言う声まで見かけました…
いったいどういうことでしょうか?
治療中の身としてはとても気になったので早速調べてみたいと思います。
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1.フィンペシアとは
男性型脱毛症であるAGAに有効とされている医薬品がいくつかあります。
そのうちのひとつが「プロペシア」と呼ばれる、AGAに有効と認められた「フィナステリド」を主成分とする医薬品です。
1998年にアメリカの製薬会社メルク社で発売され日本国内では2005年に厚生労働省に認可され万有製薬から発売されました。
プロペシアはAGAの原因と考えられている酵素の一部(5α還元酵素Ⅱ型)を抑制しテストステロンがジヒドロテストステロンへ変化することを阻害することでヘアサイクルを正常に保ち早期の脱毛を防ぎます。
いっぽうフィンペシアはインドの製薬会社シプラ社が販売しているプロペシアの模倣薬品とされています。
模倣品ですので効能もプロペシアと同じものとされてはいます。
なぜ模倣品なのか調べてみると・・
薬品にも期限付きの特許権があり、その期限が切れ申請が通ればジェネリック薬品として発売が許可されるのですがフィンペシアは期限切れの前から発売していたからとのことでした。
つまり、正式な許可を得たジェネリックでは無いので模倣品という扱いです。
それにはインド国内の法令の事情・問題があるようですがここではその話がメインでは無いため割愛します。
※画像はイメージです
2.フィンペシアの価格
薄毛の多くの人が気になっているフィンペシアですがそれには大きな理由があります。
価格がとにかく安いことです。
2021年のものですがインターネット通販で調べてみました。
- A社:100錠で¥3,000
- B社:100錠+ミノキシジルタブレット(ミノキシジルの内服薬):¥5300~
※有効成分の含有量により価格差あり
国内のクリニック等で処方されるフィナステリド薬(プロペシア)に比べ安いです。
場合によりますが約1/10くらいの価格で購入することも出来るようなので気になってしまうのもよく分かります。
3.フィンペシアの入手方法とリスク
インターネット通販で購入可能です。
ちなみに上記で調べたサイトですがすべて海外のものでした。
ホームページもそれなりに整った印象でしたが共通するのは「個人輸入」の文字があったこと。
海外の個人輸入代行業者サイトからインターネット通販で購入するのがメインになります。
いったん立ち止まって考えるべきと思います。
そして入手方法でも記載しましたが海外の輸入代行業者サイトからの個人輸入が多いこと。
今回記載した以外の業者もたくさんあると思います。
もちろん全てでは無いと思いますがなかには海外には悪質な業者もあるようでシプラ社製造以外の偽物も出回っているようです。
真剣に悩んで購入したのに偽物だったら・・
そもそもサイト自体が偽物だったら。
下手をしたらお金まで失い個人情報まで奪われる可能性もあります。
4.フィンペシアの副作用と注意点
個人輸入の際の注意点です。
1日1回服用する使用方法はプロペシアと同じです。
効能も同じなので継続服用で数カ月後に効果が現れる可能性はあります。
しかし副作用の可能性も同じです。
射精障害などの男性機能や肝機能障害にも注意してください。
しかし服用による副作用ふくめ健康被害があった場合も救済措置はありません。
個人輸入の薬品についてですがさらに…
フィンペシアではありませんがインターネットで入手したED治療薬の4割がコピー品だったという大手製薬会社4社による調査結果もあります。
薬を個人輸入で入手してもその製造元などの詳細は分かりません。
偽物も出回っている可能性がありますので個人輸入の際は注意して下さい。
5.まとめ
フィンペシアは非常に価格も安く魅力的に感じるのはよく分かりました。
でも偽物も多く出回っているのも事実です。
まだ正規のフィンペシアに当たればいいのかもしれませんが偽物にあたった場合わたしには見破る自信がありません・・
薬は身体に入るものですからやはり服用をためらいます。
先発薬のプロペシア自身が比較的歴史の浅い薬です。
正規品でさえも服用後の自分の体調変化に注意すべきと思っています。
国内のクリニックにもフィンペシアを扱うところもあるようですからフィンペシア希望の場合は医師に確認できるところで処方がよいと思います。
現在はプロペシアもジェネリックで価格が下がっておりザガーロのジェネリックも選択できる流れになりつつあります。
もちろん最終的には使われるかたの判断となりますが個人的にはクリニックでの診断・服用を保険と考え用いるのが良いかと思います。
海外ではない国内のサービスを見つけました。
ネットで問診票記入から、診察、お薬の処方が完結します。
医師のオンライン診断に基づいてAGA治療薬を処方されます。
海外から「個人輸入」とよばれるリスクある購入をしなくてもよいことに。
「国内で開業、または病院に属している医師が診察・処方・アドバイスを行なっております。」と書かれていました。
ホームページによると東京都の会社で国内医療機関と提携しています。
特徴としては、フィンペシアより効果が強いと言われるデュタステリドジェネリックが月々定額コースで¥4,500となっています。
2022年5月の情報です。
オンラインで医師が確認してから服用となるようです。
体のことを考えても海外での個人輸入なら間違いなくこちらのほうがベター。
詳しい料金など下記からご確認なさってみてください↓
スマホ完結!医師が処方する発毛治療【eLife(イーライフ)】
最後にどんな薬でも身体の異常や違和感を感じた場合は医師に必ず相談して下さい。
薄毛治療のはずが身体自体を壊してしまっては発毛もしませんし元も子もありませんよね。
なお、フィンペシア単体では髪を生やす効能はあまり期待できません。
これは他のプロペシアやザガーロもおなじです。
プロペシアとおなじで主に抜け毛を減らす薬だからです。
毛髪をはやす発毛にはやはりミノキシジルとされています。
こちらはお求めやすいジェネリックが出ています。
今ではさまざまなAGA専門の病院もあり女性向けのFAGAの病院もあります。
オンラインでの無料相談や通院せずに治療可能なところもありますからぜひご相談なさるのをおすすめします。
女性は女性専門に特化したクリニックがいいです。
おなじ悩みを持つひとはたくさんいます。
ぜひ一歩を踏み出してみませんか?
発毛に向けていっしょにがんばりましょう!
この記事がすこしでもお役に立てばうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。