女性の薄毛の原因や改善対策 おすすめの治療や病院、育毛剤 男性薄毛との違いも
男性型脱毛症のわたしですが知り合いの女性からこんな質問が。

考えてみれば男性型のAGAとはかなり違いもあります。
言われてみて気になってきました。


たしかにそうですよね。
薄毛の原因からおすすめの対策まで…
男女の比較をすることで見えるものもかなりあるはずです。
男性と共通の対策や逆におなじ治療をしてもだめなこともあるでしょう。
順番におはなししていきます。
1.女性の薄毛の特徴をAGAと比較
まず女性の脱毛症の特徴について整理します。
男性型脱毛症(AGA)のように前頭部や側頭部の毛髪が明らかに薄くなるわけではありません。
頭部の毛髪全体が細くなりボリュームダウンしていきます。
薄毛の分かりやすさは男性よりも少ないでしょう。
- 髪の分け目が大きくなった?
- 前より頭皮が見える?
- 抜け毛が増えた?
こんな症状を自覚しはじめて気になりだすかたが多いようです。
そうです。みな「?」がつくんです。
いっぽうでAGAの場合。
明らかに減ったなと自覚する度合いが高いと思います。
わたしはAGA治療中です。
髪を洗ったときに明らかに抜け毛が増えました。
?ではなくはっきりとでした…
つまり男性と比較してみると。
女性の場合は抜けるというよりも元気がなくなる形でも本数はしっかり残ることが多いようです。
この、「髪が残っていること」が大切と思います。
もちろん個人差はあると思います。
でも男性の脱毛症よりも対策できることはあるかもしれません。
※画像はイメージです
2.女性の薄毛の原因と対策
次に、想定される原因や対策も考えていきましょう。
男性型脱毛症AGAの場合は大きな原因は大きくふたつです。
- 遺伝的要素によるもの
- 男性ホルモンが変異したジヒドロテストステロンの影響によるもの
これ、男性にしてみると結構絶望的なんです。
遺伝やホルモンということは自分の努力ではどうしようもないことが多いんです…
私見ですが、だから男性のあきらかな薄毛が多い理由ではないかと思っています。
治療をしても効果が見えにくかったり、それで諦めてしまったり…
とても悲しいことです…
いっぽう女性の脱毛症の場合はどうなのでしょうか?
意外と多岐にわたります。
男性のようなそのものズバリの理由ではないということです。
逆にいえば遺伝やホルモンの問題以外なら改善のチャンスがあることにもなります。
ひとつずつ見ていきたいと思います。
・食生活や運動・睡眠不足など生活習慣によるもの
食生活は女性にも男性にも発毛に関わる大きな問題です。
誰もが偏った食事内容がいけないとは分かってはいると思います。
しかし…
発毛には良質なタンパク質や鉄分、亜鉛、ビタミン、ミネラルがバランス良く必要です。
食べすぎに注意しながらバランス良く、ときにはサプリメントで補助しながらも良いと思います。
運動不足も新陳代謝のために障害となります。
新陳代謝をあげ血行を良くすることで発毛に必要な栄養素がスムーズに毛母細胞に送られます。
運動不足による生活習慣病等により代謝がうまく働かなくなると毛髪再生や維持のための活動はあとまわしです。
病気の回復や生命活動維持を優先すると毛髪再生などの優先順位は低くなると思います。
軽い有酸素運動や通勤通学時に階段をがんばって使ってみるなどから始めてみてもよいと思います。
特に女性は美容のためにもメリット大と思います。
ただし激しい運動は逆効果です。無理のない範囲で行いましょう。
通常は睡眠中に毛髪などの組織再生が行われます。
睡眠不足になればそのタイミングが与えられず新陳代謝が行われにくくなります。
そのため当然毛髪の再生や維持に影響すると思います。
良質な睡眠を得るためには
- 22時から翌2時までが睡眠のゴールデンタイム
- 寝る前にスマートフォンなど光の刺激が強いものを見ない(真っ暗な部屋で眠る)
- 寝る直前は食事をしない(眠る3時間ほど前までに済ませる)
- 寝る前のお酒やコーヒーなどのカフェイン含有の飲み物を控える
などが良いとされます。
また最近では「睡眠負債」を溜めこまないよう7時間ほどの睡眠時間が身体に有益という研究も行われています。
健康な体つくりは発毛にも有益ですから睡眠はおろそかになさらないようにしましょう。
寝る前のスマホにも要注意です。
・ダイエットの影響
ダイエットによる栄養不足が髪に悪影響をあたえることがあるそうです。
鉄分不足となり貧血となったり髪を作るタンパク質などの栄養素が不足すれば・・
毛髪の維持は期待できません。
「痩せたい」という気持ちは当然ですよね。
でも、それで髪が抜けたり細くなる方がデメリットが大きい気がします。
過剰な食事制限よりも適度な運動をしてのダイエットがいいのだと思います。
「ミロ活」も話題になりましたね。
ちなみに…
重要なのは摂取と消費のカロリーバランスが取れていることだと思います。
食事がひとつのカギなのは事実でしょう。
では健康で有効な理想のダイエットサポート用のメニュー・献立とはどういうものでしょうか?
- 髪や身体を維持するための栄養素をきちんと含んでいるもの
- 運動等の消費カロリーと併せカロリー計算がなされているもの
- 無理なく続けやすいもの
こうしたところでしょうか。
ただし具体的に実践するとなると結構難しそうな気がします…


ダイエット目的の場合、その多くが食事の管理で失敗するんだそうです。
食事の管理をせずに理想の体を作り維持しようとするにはかなりの運動量が必要…
ということは逆に言えば食事管理さえ出来れば…

1日1食をかんたんな冷凍食品に置き換えて食事管理をするプログラムを発見しました。
極端な食事制限のようなむずかしいうえに不健康で長く続かない方法ではなく、栄養計算された食事を簡単に普段の食事と変わらない感覚で食べるのがねらい。
冷凍食品と言っても不足しがちなたんぱく質が豊富で、脂質は低く、味付けはしっかりとのことですからおいしくて髪にも良さそう。
髪を生み出すにも筋肉にもたんぱく質が重要なのは分かっていてもうまく取りづらいから助かります。
おいしいのも続かせるにはとても大事。
ダイエットやスポーツトレーニングするひとにも好評なようですが、このお手軽さから自炊時間がない忙しい人や外食代わりに利用される人も多いそうです。
まずかったりしたら人気は出ないでしょうね。
さらに冷凍食品の利点は保存保管もかんたん。
おうちで昼食を置き換えてみるおためしにもいいです。
料理が苦手だったり、献立を考えるのにも重宝しそうです。
決められた期間集中して行ってみることで身体にあった献立が分かってくるメリットも大きいと思います。
そのあとは必要に応じて。
極端にやせるではなく健康的なからだづくりのヒントとして面白いと思いました。
・ストレスによるもの
ストレスは血行不良を招きます。
神経が興奮状態であれば毛髪修復するための睡眠なども浅くなるのだと思います。
少しでも好きなことをしたり入浴したり・・
入浴は血行も良くなりお手軽です。
好きな音楽を聞いたりなんでも良いのでリラックス出来るのがいいですよね。
嫌いでなければストレッチやウォーキングなどの軽い運動やサイクリングなどもスッキリして気持ち良いです。
頭皮や身体のマッサージもリラックスには有効です。
・シャンプーの影響
男性に比べ女性は頭皮の脂が少ない傾向と思いますが・・
それがマイナスに働くこともあるようです。
髪の洗いすぎで頭皮が乾燥したり余計に頭皮から脂が出てしまうなどのトラブルです。
アミノ酸系のシャンプーでやさしく洗ってドライヤーで乾燥、軽く頭皮をマッサージ。
育毛剤やより有効とされる発毛剤を使うかたはそのタイミングで早めの塗布・使用が良いと思います。
・紫外線の影響
紫外線は頭皮や毛髪にダメージをあたえるそうです。
直接頭皮に紫外線を浴び続けると頭皮が硬くなり血行不良を起こします。
血行不良は大敵です。
そして毛髪も乾燥しますからパサパサになるでしょう。
さらに紫外線は活性酸素も発生させます。
過剰な活性酸素は細胞を老化させてしまうため当然頭皮環境にもマイナスです。
長時間日光を頭に浴びるのをなるべく避け、帽子をうまく取り入れたりなどが対策となります。
・ヘアケアや静電気によるもの
髪が乾燥した状態でのナイロンブラシの使用。
静電気が毛髪にダメージを与えることも…
つげの木や竹などの木製のブラシもうまく取り入れるのも良いですね。
また常にポニーテールなどで髪を強く後ろへ結ぶようなヘアスタイル。
毛髪に力がかかりすぎることがあるようですのでご注意下さい。
・タバコによる血行不良
タバコは毛細血管を収縮させることは有名です。
血行不良で栄養素は運ばれにくくなります。
毛髪維持再生のためのビタミンも一部破壊してしまいます。
控えたほうが良さそうです。
・ホルモンバランスによるもの
そして最後に一番厄介なものはホルモンバランスの乱れによるものです。
女性ホルモンが更年期などにより減少してしまうのです。
そうすると男性ホルモンが優位に…
女性にも男性ホルモンに変化するホルモンがあります。
男性型脱毛症の原因と同じくホルモンが酵素により悪玉ホルモンに変わることで薄毛になることもあるそうです。
その影響で毛の成長が妨げられてしまい前頭部や頭頂部の毛が細く柔らかくなってコシが無くなってしまいます。
FAGAとも呼ばれます。
ただし体内にある男性ホルモンは男性に比べてわずかです。
進行は早くないのです。
加齢などによってもホルモンバランスが崩れると薄毛や毛が細くなりやすくなる可能性はあります。
※画像はイメージです
なお男性型脱毛症に有効な男性ホルモンの変化を抑制するフィナステリドやデュタステリド内服薬は女性は服用できません。
パントガールという薬を用います。
パントガールにはケラチンやパントテン酸カルシウム、シスチンなど髪の毛の生成のための栄養素が豊富に含まれています。
副作用は少ないようですが妊娠中や授乳中などは要注意です。
服用にあたっては医師や薬剤師に必ずご相談の上おこなって下さい。
3.まとめ
女性の薄毛について見ていくなかで「女性も男性も発毛に関する有益な取り組みには同じことも多いこと」に気づきました。
血行や栄養などを整え毛髪の新陳代謝が活発に行われるよう出来るかぎりバランスの良い生活習慣を心がけることが重要です。
女性も男性も改めて生活習慣には気をつけるべきと思いました。
どんな治療をしても毛髪を生み出せない生活習慣がなければ難しいと思います。
女性の場合はホルモンの影響が強い男性よりも「生活習慣の改善」でなんらかの変化・効果が見られるかもしれません。
そして男性のAGAより進行がゆるやかなのはとてもうらやましいです。
治療も間に合う可能性が高く、効果が出る可能性も高いのではないでしょうか。
※画像はイメージです
男性型脱毛症の主原因である「ジヒドロテストステロン」に変わる可能性が女性にもあることも分かりました。
その対策としては女性用の脱毛症用の塗る医薬品があります。
男性用医薬品の塗り薬とおなじ有効成分「ミノキシジル」が含まれています。
ただし男性とは配合量が違いますので女性用を必ずお使い下さい。
ミノキシジルは頭皮の血管を拡張する働きがある医薬品ですから継続使用で発毛効果が狙える可能性が高いですね。
細い毛髪のハリやコシにも効果が狙えるとのこと。
購入の際は医薬品のため副作用などについて薬剤師から質問もあると思いますので相談してうまく取り入れるのもよいと思います。
身体を壊さないように薬剤師に確認にうえ使用して下さい。
女性向けのFAGA治療も進んできています。
男性と同じような治療が受けられるようになりました。
今ではオンラインでの無料カウンセリング可能なところもあります。
女性は薄毛の進行が遅いですがやはり始めるなら早いほうがいいです。
毛母細胞が元気なうちがよいと実感しているからです。
無料相談の価値はありです。
女性も男性も薄毛・発毛の悩みはいっしょです。
おなじ悩みを持つひとはたくさんいます。
無理なくできることからすこしづつチャレンジして結果につながるとうれしいですね!
この記事がすこしでもどなたかのお役に立てばうれしいです。
最後までごらんいただきありがとうございました。