ザガーロからプロペシアに戻すメリット・デメリット 効果はどうなる？
AGA治療薬のひとつであるザガーロ。
今ではそのジェネリック、デュタステリド薬も多く出てきていますよね。
そのザガーロ（デュタステリド）からプロペシア（フィナステリド）に切り替えたり戻したりしたらどうなるのでしょう？
薄毛が進行したりするのでしょうか？
結論から言えば人によっては薄毛は進行します。
なぜなら私自身がそうだったからです。
デュタステリドを長年服用後にフィナステリドジェネリックへ戻したとき。
そのときは困った事になりました…
でも、なかにはプロペシアへ戻してよい場合もあるはずです。
- 「ザガーロからプロペシア服用へ戻すメリットやデメリットは？」
- 「もしプロペシアに戻したら効果が薄くなって途端に薄毛が進行してしまうのかな？」
- 「薬の効果が見えない場合はある？もう服用をやめたほうがいいのかな？」
- 「プロペシアに戻してもよい人とはどんな人？」
など体験含めお話します。
気になる場合はぜひ読んでみてくださいね。
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1.ザガーロとプロペシアの効果と半減期の違い
まず、ザガーロ（デュタステリド）とプロペシア（フィナステリド）について違いをおさらいします。
どちらも主に脱毛を抑制する予防薬です。
AGAの原因は5αリダクターゼという酵素のはたらきで男性ホルモンがジヒドロテストステロンに変換されることから。
この5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があります。
Ⅰ型は全身の毛乳頭細胞にも存在しますが、とくに皮脂腺や前立腺に多く存在しています。
Ⅱ型は頭皮の前頭部や頭頂部に多いためAGAの原因と言われます。
そのため、プロペシアもザガーロもこのⅡ型の働きを阻害します。
違いはⅠ型についてです。
Ⅰ型を阻害するのはザガーロのみでプロペシアは阻害しません。
もうひとつ、気になる違いは「半減期」です。
半減期とは血液中の薬の濃度が最高値から半分の濃度になるまでの時間のこと。
長期服用している場合ですが、プロペシア（フィナステリド）の半減期は約6～8時間、ザガーロ（デュタステリド）の半減期は、約2週間とも。
これは大きな違いと思います。
2.ザガーロからプロペシアに切り替えたい理由とメリット・デメリット
ザガーロからプロペシアに戻したくなる理由を考えてみます。
今服用しているザガーロの副作用が心配な場合と費用を抑えたいこともあるのではないでしょうか？
副作用が心配
ザガーロと比較した場合ですがプロペシアのほうが副作用の可能性は低くなります。
先ほどお話ししたように、ザガーロ（デュタステリド）のほうがプロペシア（フィナステリド）よりも「強い」薬になります。
ザガーロのほうが「強い」ということは効果だけでなく副作用の可能性も強くなるということ…
主な副作用には、肝機能障害、射精障害、性欲減退、勃起不全、乳房肥大などがあります。
プロペシアと内容は同類ですが、頻度はザガーロのほうがプロペシアよりもやや多くなります。
特に肝機能障害は心配ですよね…
プロペシアに変更することでの副作用の確率低下と安心感はメリットにもなるでしょう。
ちなみに自身の体験では数年ザガーロやデュタステリドを服用しても副作用を感じたことはありませんでした。
薬の価格・費用について
もうひとつは薬の費用の問題です。
皮膚科やクリニック等により様々ですが一般的にはザガーロ（デュタステリド）よりもプロペシア（フィナステリド）のほうが割安です。
AGAの治療は一度の薬の使用では終わりませんから、ひと月分の費用が下がるのは大きなメリットになるでしょう。
いえ、メリットだけではなくデメリットもあると思っています。
それは薬の効き目が弱いことです。
臨床実験でもザガーロは脱毛抑制の薬ですがフィナステリドよりも発毛促進効果や髪の太さの優位性も認められています。
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017 年版」でもAGAへの治療推奨度は最高のAランクです。
出典：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017 年版
もちろん万人に効く薬はないと思いますが個人的には実感したこともあります。
わたしがデュタステリド（ザガーロ）からフィナステリド（プロペシア）へ戻したときのこと。
以前感じていた髪の太さが少しずつ服用前に戻ってしまった気がしたのです。
一気に進行したわけではないのですが…
でも抜け毛が増えて地肌の見え方も広く薄くなってしまったようでした。
そのときは「デュタステリドのほうが良かったかな…」と後悔しました。
きっとザガーロやデュタステリドがわたしの症状には合っていたのでしょう。
5αリダクターゼⅠ型は皮脂腺に多い話をしましたが医学的には皮脂量とAGAとの因果関係ははっきりはしないようです。
でも服用時の個人的実感としてはフィナステリドよりもデュタステリドのほうが頭皮のベタつきは減った気はしました。
AGAの場合、頭皮には皮脂を多く感じることが多いと体験から思います。
もし過剰皮脂の分泌が直接の理由にはならないとしても5αリダクターゼⅠ型もⅡ型も減らすことが出来たら？
副作用さえなければ個人的にはベタついているよりはきっと良いはずと思っています。
これらから考えると、やみくもにザガーロからプロペシアに戻してしまうのはおすすめはしません。
3.プロペシアに戻してもよい人といけない人
ただし、プロペシアに戻しても良い人もいると思います。
繰り返しになりますがAGAの薄毛の状態は人それぞれでまったく同じではないからです。
それは現在のザガーロ服用で十分に髪の太さや本数が戻ってきたと実感している場合です。
その場合はザガーロからプロペシアに戻して様子をみるのはありと思います。
数ヶ月戻してみて薄くなったなど効果に何も悪い変化がなければプロペシア継続でOK。
薄毛が初期の場合はこうした場合もあると思います。
初期段階ということは年齢も若いことも多いはずでさらに希望が。
毛母細胞も若いので回復の可能性もあがるでしょう。
逆にプロペシアに戻したらまた抜け毛が増えてしまったり髪の細さが目立つようになったりした場合。
その場合はザガーロやデュタステリドのほうが良いということに。
薬を変えたら一気に進行することはないと思いますがシャンプー時の抜け毛本数などは経過観察してください。
もし中程度以上に進行してしまった場合は、プロペシアのみでは回復は難しいかもしれません。
やはり医師への相談がベターと思います。
4.ザガーロが効かない場合の原因は？
もうひとつ、「ザガーロが効かないから」という理由でプロペシアに戻したい場合もあるかもしれません。
でも、すぐに戻してしまう前にチェックしてみてほしいことがあります。
薄毛の原因がAGAではない場合
男性の薄毛にはAGA以外にも円形脱毛症や粃糠性脱毛症、脂漏性脱毛症などがあります。
ザガーロやプロペシアはAGA以外には効果がありません。
もし一気に髪が抜けてしまったり、側頭部や後頭部など含めた頭髪全体が抜けてしまったような場合はAGAではない脱毛症の可能性が高いと思います。
重大な病気の場合もありますからすぐに皮膚科の医師に相談して下さい。
AGAの場合は前頭部や頭頂部から徐々に髪が抜けていきます。
この早期の段階で気づくこと、AGAの兆候を見逃さないことはとても重要です。
AGAは進行性のため、対処は早ければ早いほど良いからです。
もし、病院にいくのが難しかったりする場合。
そんなこともあると思いますし、わたしは認めたくなかったから初動が遅れました…
おうちでチェック出来るツールもあるのでAGAのはじまりは見逃さないように。
ザガーロ服用半年以内の場合
プロペシアからザガーロへの切り替えから半年以上経っていない場合は注意です。
プロペシアも同様ですが、服用開始からひと月ほどでは変化は見られません。
最低半年ほどは継続服用が必要になります。
これは髪が抜けて新たに髪が生えてくるヘアサイクルが正常になって効果を実感するために必要な期間だからです。
また、服用開始から1種間前後で「初期脱毛」と呼ばれる細い髪の脱毛が起きることがあります。
退行期の髪が抜けているもので、薬の効果が出始めている証拠。
個人差はありますがひと月強ほどで収まるとされますので、この抜け毛で「効いていない」と思われないように。
いつまでも収まらない場合はAGAとは違う場合もあるため医師や薬剤師にご相談下さい。
※画像はイメージです
薬を正しく服用していない
例えばザガーロカプセルを分割したり、1日1カプセル服用などのルールを守らなかったり。
これらの場合は効かないでしょう。
服用を少し忘れてしまった位なら大丈夫と思いますが、習慣的に薬を減らした場合は後悔した体験があります。
はじめは髪が太くなった感覚からつい調子に乗りました。
薬をケチりたくなって1日1回を2日に1回、3日に1回と…
数ヶ月して抜け毛が止まらなくなった体験をしています。
そうなったら取り戻すのにまたお金や時間がかかり泣くはめになりました…
用量用法を守ってルール通りの服用をおすすめします。
個人輸入の薬を独自で服用した
この場合は効かないと感じることもあるでしょう。
財務省が税関が輸入差し止めした物品のデータ。
すでに2018年時点で偽の医薬品が全体の3割強を占めていたそう…
偽薬ということは何が入っているかわからないわけです。
生産国がどこどことラベル表記されていても本当かわかりません。
なかには成分鑑定表なるものがついているものもありますが、それもすべてが本物の保証はありません。
海外個人輸入でやってくるものの100％本物かの確認は困難でしょう…
例えばインド製のジェネリックは多いですがそれが本当にインド製かもわからないわけです。
輸入代行しているところでさえも本当の製造元がわからないこともあるのではないでしょうか？
「いつどこで誰が作ってどう保管していたか？」
「前回届いたものが偽物ではなくても、今回届いたものが同じ品質のものなのか？」
疑えばキリがありませんが、そんなことも保証がないわけです。
もし偽薬に多い乳糖やでんぷんを薬と思って飲んでいたら効き目は見込めません。
継続して身体に入れるものですから海外からの個人輸入はやはりおすすめしません。
価格に特化してみてみるなら、国内でも負けないクリニックもありますから。
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5.ザガーロの効果を実感するまでにかかる時間は？
先ほどすこし触れましたが基本は最低半年ほどの継続服用が必要とされます。
しかし、全員がそうとは限りません。
薄毛の状態がそれぞれ違うからです。
もし薄毛の程度が広範囲にかなり進んだ場合は効果を感じるまでには1年ほどかかることもあります。
そんなときも、ある程度の期間服用することになるのでご自身の身体の状態や副作用チェックも保険と思います。
薄毛治療のクリニックでは相談はできても検査自体は行わないところもあります。
その分治療費が安かったりするので文句は言えませんが…
そんなときは自身で行うかたちになります。
でも、忙しくてなどで血液検査で病院に行く時間がないとかもありますよね。
今では在宅で検査キットが届いて、身体の異常はもちろん、がん検診までのものが。
薄毛治療にも身体が第一。こればかりは何にも変えられないものです。
副作用につながらないように定期的なチェックはお忘れなく。
感じる効果には注意点もあります。
AGA発症のまえのような状態に戻すことは難しいこともあるはず。
例えば前髪が失われてしまったような進行具合の場合、前髪をかきあげるくらいまでには戻らないと体験から思います。
ぜひ、髪が太くなることにも注目して下さい。
髪を太くしたり現状を維持するのも大切です。
もし一定の期間服用してもまったく効果が認められない場合は効果の判定などを自己判断なさらず医師に相談して下さい。
どの薬が合っているかの医師判断も治療にはもちろん重要ですから。
でもクリニックは非常にたくさんあり正直ピンキリ。
価格や治療法もまちまちだからです。
まずは追加オプションがなく高価ではないところでよいと思います。
そうでなければ治療を続けていけないからです。
自分ならシンプルに普通のAGA治療薬での治療を前面に押し出しているクリニックを選びたいです。
まずは通常のAGA治療薬からでじゅうぶんで月に数万円以上など高額な治療は考えなくて良いと思っています。
丁寧な対応のクリニックや大手でも無料カウンセリングからおためしできるところはあるはずです。
継続をあきらめずにぜひご検討なさってみて下さいね。
6.まとめ
今回はザガーロからプロペシアに戻した場合のメリット・デメリットや効果についてお話してきました。
プロペシアに戻しても良い人と戻さないほうがよい人にも注意。
薄毛の状態は人それぞれですからご自身にあった服用が大切と思います。
服用ルールを守るのは基本。
他の薬でも勝手な服用ではきっと結果も出ないでしょう。
ルールを守らず自己判断で薄毛が進行して泣く体験をしていますから。
もちろん薄毛や身体の状態は人それぞれですから私の体験談が皆に全て当てはまることはないでしょう。
万人に効く万能の治療はもちろんありません。
それでも治療開始や治療中でも迷いを感じているなら。
AGAは進行性ですから放置すれば治りません…
思い立ったときが一番の早いタイミングなのは本当のことです。
薬の変更や中断を考えるのは費用が高いこともあると思います。
費用が高すぎれば中断→後悔と連鎖するので治療が継続できる安さと安心感は重要。
もし、早くからルール通りきちんと治療していれば効果はもっと早く現れて時間もお金も効率的に使えたかも。
AGAクリニックは診療メニューが明確でリーズナブルに続けられるところで。
完全オンラインのAGAクリニックなら他人の目を気にしなくてすむので恥ずかしくないのも大きいです。
完全オンライン対応で都内に実際に医院も構えている安心感のHair’s（ヘアーズ）も。
診療内容も価格も明確で国内製医薬品もリーズナブルな海外製も選べる自由度。
初回は￥1,500税込みからのおためしは魅力的です。
継続をあきらめずに乗り換えもぜひご検討なさってみて下さいね。
現状維持のためにも抜け毛を食い止める治療をまだまだ治療を続けます。
まだあきらめたくないし後悔したくない。やめればおわりと思うから…
薄毛なんて世の中からなくなればいいのにと心の底から思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
