AGAを自力で治せる?発症したら終わり?生活習慣は関係ない?
成人男性の約3割が抱えるといわれる悩みである薄毛。
その多くはAGAといわれる男性型脱毛症です。
わたし自身気づけば抜け毛が増えていき発症…
そのとき思ったのは。
そう思っていましたが結局ダメでした。
AGAは自力ではまず治せないと思います。
現在ではAGAは男性ホルモンと遺伝によるものがほとんどと考えられているから。
ちなみに女性型脱毛症のFAGAにも男性ホルモンが関わります。
薄毛を食い止めるためや予防のためにも、仕組みや対策を知っておくことはたいせつです。
当記事では、わたしの薄毛体験と合わせお話していきます。
少しでもヒントになったらと思います。
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1.男性ホルモンと遺伝の影響
対策のためにAGAの仕組みをかんたんに。
男性ホルモンのテストステロンが毛乳頭細胞に入ると頭皮にある「5αリダクターゼ」という酵素により「DHT(ジヒドロテストステロン )」という男性ホルモンに変換されます。
頭髪の根元にある毛乳頭にはホルモンの受容体があります。
このDHTが毛乳頭の受容体に結合すると、脱毛の指令が出され薄毛になってしまうのです。
5αリダクターゼの活性度や男性ホルモン受容体の感受性は遺伝に左右されます。
これらの作用が強ければ脱毛信号がどんどんと…
これがAGAに遺伝が関わると言われる理由です。
AGAで困るのは細い毛髪が増えることです。
通常は2年から6年ほど成長する毛髪が途中で抜け落ちてしまいます。
細い毛髪ばかりが多くなりさらに抜け毛が増えます。
毛包も成長しきれず小さく。
わたしも発症時、毎日のように大量に長い毛髪が抜けました。
そして細い抜け毛が増えるので気づけば頭皮が前頭部に目立ってきて…
そのころは知識も情報も今より少なかったのです。
というより、見てみないふりをしてました。
ちゃんと見ると怖いし。
でも今思えばとても後悔しています。
きちんと原因と対策を見きわめるべきでした。
なぜならAGAは進行性だから。
はやめに対処すればするほど毛髪を失わない可能性は高まるからです。
他にも男性の薄毛にはAGA以外にも円形脱毛症や粃糠性脱毛症、脂漏性脱毛症などがあります。
もし一気に髪が抜けてしまったり、側頭部や後頭部など含めた頭髪全体が抜けてしまったような場合はAGAではない脱毛症の可能性が高いと思います。
重大な病気の場合もありますからすぐに皮膚科の医師に相談して下さい。
AGAの場合は前頭部や頭頂部から徐々に髪が抜けていきます。
この早期の段階で気づくこと、AGAの兆候を見逃さないことはとても重要です。
AGAは進行性のため、対処は早ければ早いほど良いからです。
もし、病院にいくのが難しかったりする場合。
そんなこともあると思いますし、わたしは認めたくなかったから初動が遅れました…
おうちでチェック出来るツールもあるのでAGAのはじまりは見逃さないようにして下さい。
2.生活習慣は関係ない?
抜け毛が増え始めたころ、そのあたりはいろいろ気をつけてみました。
食事に気をつけたり、睡眠はきちんととったり。
でも、改善はしませんでした。
AGAの根本原因が生活習慣によるものではないからでしょう。
これはごく狭い私見ですが、生活習慣が良くなくても髪が多い人はたくさんいる?気がします。
やっぱりAGAにはホルモンや遺伝の影響が強いのかなと実感します。
いえ!これらのことは無視してはいけません。
髪を生み出すには髪の元となる食事や睡眠が必要だからです。
発毛にはタンパク質などの栄養素は必須ですし、夜きちんと眠ることで細胞が生まれ変わる準備をしたり。
AGAによる脱毛の直接原因ではないとしても生活習慣を整えることは大事です。
もし身体が病気にでもなれば、新たな髪を生やす余裕はなくなるはず。
健康な身体のほうがよいに決まっていますよね。
発毛だけでなく抜け毛を防ぐためにも食事などの生活習慣は重要です。
もちろんシャンプーもたいせつです。
ごしごし洗えば細くなった毛はかんたんに引き抜かれてしまうことも想像できますよね…
洗わないのは逆効果ですので厳禁です。
例えば毛穴が過剰な皮脂で詰まっていれば育毛剤は毛根に届きませんし。
他にもとくに喫煙に関してはご注意を。
火をつけるタイプのタバコは脱毛に影響があると言われています。
喫煙でジヒドロテストステロンが増えてしまう可能性も指摘が…
予防という観点からも控えるのが良いと思います。
※画像はイメージです
体験上、AGAのスイッチはいつ入るか分かりません。
気づいたときには突然抜け毛が増え始めます…
スイッチをいれないための予防にも生活習慣改善は悪いことではないはずです。
その場合は生活習慣の改善で薄毛の改善も見込めると思います。
たとえばストレスやずばり生活習慣の乱れで頭皮環境が悪化している場合。
頭頂部や生え際から薄くなっていくAGAと違い、毛量は減らずに生え際から後退していくだけのような場合です。
女性の場合はFAGAでも複雑に原因が絡むと言われます。
男性に比べ生活習慣改善の余地があれば取り組まれるのはありと思います。
ただしこれらの場合、男女とも見極めが難しかったり生えてくるのに時間がかかったりもします。
円形脱毛症や脂漏性皮膚炎など治療が必要な脱毛症もあります。
異常に長引く場合は医師の診断をおすすめします。
※画像はイメージです
3.AGAは発症したら終わり?
いえ、対策はあります。
そのためにはAGAの原因であるジヒドロテストステロンが作られるのを阻害することが大切。
現在は以下のような内服薬や外用薬での投薬治療がメインです。
- フィナステリドを主成分とする脱毛予防薬プロペシア(フィナステリドジェネリック)
- デュタステリドを主成分とする脱毛予防薬ザガーロ(デュタステリドジェネリック)
- 血管を拡張して発毛促進をねらうミノキシジル
女性はミノキシジルのみでフィナステリドやデュタステリドは使えません。
そもそもなぜ自力で治したいと思うのでしょうか?
「治療が良さそうなのはわかってるけど費用も気になるし、恥ずかしいしめんどくさそうだから。」
少なくともわたしはそうでした。
でも、朗報もあるんです。
これらの薬はジェネリック薬も出てきていて以前よりぐっと割安に。
専門のクリニックも増えてきていて、AGAやFAGAかどうかを突き止めた上で治療してくれます。
何よりAGAは進行性です。
治療が遅くなればなるほど回復の可能性は低くなります。
AGAのクリニックもたくさんあってどこでもよいわけではありません。
- 治療内容や価格が明確で追加や後出しがないこと。
- 説明やサポートが充実していること。
- オンライン診療対応しているか
が大切と思っています。
まずは追加オプションがなく高価ではないところで。
そうでなければ治療を続けていけないからです。
自分ならシンプルに普通のAGA治療薬での治療を前面に押し出しているクリニックを選びたいです。
まずは通常のAGA治療薬からでじゅうぶんで月に数万円以上など高額な治療は考えなくて良いと思っています。
激安の海外個人輸入薬はどうしてもリスクは高いです。
本物かどうかもわからないので体内に継続して入れるのはわたしなら怖いです。
もし別の病気にでもなればさらに診療費はかさみ髪どころではなくなるかも…
個人輸入薬はなにかあっても救済制度は受けられません。
出典:厚生労働省ホームページ
身体の異常や副作用を避けるためにも経過観察アドバイスのためにも医師の診療を上手に利用したほうがよいはずです。
4.まとめ
今回はAGAを自力で治せるかについて見てみました。
生活習慣改善で薄毛の根本原因は治せなくても無視はできないことも分かりました。
ただし、AGA発症はいつかは分かりません。
もし発症してしまった場合は早めの対応が吉なはずです。
AGAは進行性だからです。
もし、真剣にお悩みの場合は早ければ早いほど回復の可能性は高まるはず。
もし薄毛の原因がAGA以外の場合の判定もふくめてオンラインでの診察がよいと思います。
思い立った日が一番早い日なのは事実。
ぜひご検討なさってみて下さい。
なお、診察前もあとも自身の体のチェックも必須です。
でも、忙しくてなどで血液検査で病院に行く時間がないとかもありますよね。
今では在宅で検査キットが届いて、身体の異常はもちろん、がん検診までのものが。
薄毛治療にも身体が第一。こればかりは何にも変えられないものです。
副作用につながらないためにも定期的なチェックはお忘れなく。
薄毛の悩みなんて自身含めて吹き飛んでしまえと心より思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。