酢リンスではげる?過剰皮脂に効く?実体験での感想と注意点
AGAやFAGAの悩みのひとつに頭皮のベタつきもあるのではないでしょうか?
わたしもきちんとシャンプーをしても、しばらくするとじわっと過剰な皮脂を感じたりの体験があります。
当然、過剰皮脂は薄毛の予防や発毛の促進には良くなさそう…
そんなときに発見したのが「酢リンス」です。
いろいろ調べてみると、髪にいいともハゲてしまうとも両方の意見が…

そう思ったので実際にトライしてみることに。
効能はいろいろあるようですがわたしのねらいはひとつ。
「頭皮の過剰皮脂を少なくすること」です。
結論から言えば「効果はありそう」と思っています。
なぜなら、頭皮の湿疹が薄くなってきたからです。
もうひとつ、酢リンスでハゲるかどうか?
体験からそれはないと思います。
酢リンスする前と後で抜け毛が増えたことはないからです。
ただし、いくつかの注意点もあるんです。
個人の体験・感想ではありますが、もしAGAの男性やFAGAの女性で頭皮の過剰な皮脂にお悩みのかたはぜひご覧いただければと思います。
1.酢のリンスおためし理由と効果
AGAやFAGAの場合、頭皮の皮脂が過剰に多くなるのはなぜでしょうか?
それには「ジヒドロテストステロン」が関係しています。
ジヒドロテストステロンとはかんたんに言えば男性ホルモンのテストステロンが変異したもの。
髪を作る元となる毛母細胞の働きを低下させたり、髪の成長サイクルを乱してしまいAGAの原因に…
その他に、皮脂腺を刺激、活性化させて皮脂の分泌を促してしまいます。
そうなれば毛穴が詰まり、頭皮の湿疹や炎症にも…

今回、その過剰皮脂対策になりそうと調べて気になったのが酢リンスだったのです。
早速試してみると、わたしの場合まず感じたのは…
「頭皮のさっぱり感がすごい」ことでした。
酢だからさっぱりするのかなとも思いましたがもうひとつ。
頭皮を触ってみると、シャンプー後しばらくすると感じていた余分な皮脂感がないんです。
さすがに翌朝起きればそれなりに皮脂は戻ってきていましたがそれは正常な事。
それでも個人的にはとても驚きでした。
さらに何日か続けていると、前頭部に少しあった赤い湿疹が薄くなってきていたのです。

お酢の主成分は酢酸でこの酢酸には殺菌・消炎作用があります。
頭皮についた雑菌や過剰な皮脂が毛根から取れることで頭皮の湿疹が改善するとも。
また、頭皮を汚れ等から来るアルカリ性から、本来の健康な状態である弱酸性に戻してくれる役割も期待されます。
完全に消えたわけではありませんが、就寝時の頭皮の過剰皮脂が減ったのならとてもうれしいです。
ちなみに皮脂には頭皮や髪の保護の役割もあるため、とりすぎも逆効果です。
かさかさに乾燥するくらい取れば頭皮が余計に皮脂を出すことにもつながるので注意しましょう。
2.酢リンスの作り方と使用方法
個人的にではありますが実際に使った酢リンスの作り方や方法を。

いろいろ調べてみたところ、使われている酢の種類も様々でした。
今回そのなかから選んだのは「純米酢」でした。
アミノ酸を含む酢がよいとされていたからです。
確かに毛髪は「ケラチン」という硫黄を含んだ硬いタンパク質から作られています。
このケラチンですが「アミノ酸」から作られるんです。
アミノ酸は米を原料にした酢に含まれています。
だからこそ使うなら髪の成分にちかい米酢が良いのではと思いました。
米の量が多いほどアミノ酸は多いので純米酢や黒酢が良いとされます。
普通の米酢は原料に「米」と「アルコール」と書いてあったので「米」とだけ書いてあった純米酢を使うことにしました。
通常の米酢と純米酢は価格もそれほど変わらなかったです。
黒酢が一番含有量が多いようなので次は黒酢にしてみようと思っています。
玄米から出来た黒酢はなお栄養価も高いからです。
お酢独特の匂いも米酢よりは少ないかもしれません。
なお、砂糖がふくまれるすし酢、三杯酢などは避けたほうが良さそうです。
次に、実際に行った酢リンスの作り方と使い方です。
シャンプー後に1.5リットルほどのお湯を洗面器に入れてペットボトルのキャップ2杯分の純米酢を加えよく混ぜます。
ちなみにペットボトルのキャップはギリギリまで注いで約7mlほど。
10倍以上に薄めることが大切だそうで湯量は意外とテキトーに行いました。
もっと薄くてもよいかもしれません。
洗面器に作ったこの酢リンスに頭皮を入れてごく軽く揉むを数分繰り返し。
最後は頭皮や髪にかけてそのまま放置。
プンプンお酢の匂いがしますが(笑)まだ洗い流しません。
放置状態で身体を洗ったり入浴して5分くらい経ったらよく頭部を洗い流します。
これだけです、ラクチンです。

毎日行う必要はなく、週に2~3回にしています。
毎日だと刺激が強すぎるかもしれませんから。
3.酢リンスの注意点

酢リンスで薄毛になったり抜け毛が増えたことは現在ありませんがお酢の濃度にはじゅうぶん注意して下さい。
原液やそれに近い状態は頭皮への刺激が強すぎるはずだからです。
さらに必要な皮脂まで取りすぎてしまう逆効果も…
なにごとも行いすぎは良くありません。
必ず10倍以上に薄めて下さい、先ほどもお話したように実際に行った感覚ではもっと薄くても良いと思います。
使用後は必ずよく洗い流して下さい。
頭皮に対して、力を込めないこともたいせつ。
洗面器の酢リンスに浸けるだけでもOK。
まずは「少しお酢が薄すぎるかな?」くらいから徐々にご自身にあうか試していくくらいで丁度よいと思います。
例えば酢をキャップ1杯分にしてみるとかお湯を多くしてみるとか。
薄毛の状態や体の状態は本当に人それぞれです。
お酢が身体に合わない、抜け毛が明らかに増えたなどの場合は使用を控えて下さい。
注意点がもうひとつあります。
過剰な期待をしすぎると継続しにくくなります。
頭皮環境が整うことはうれしいことですが、AGAやFAGAの根本原因がなくなるわけではありません。
ジヒドロテストステロンの働きを抑えなければいけないからです。
根本の解決にはオンラインなどの治療が必要となります。
わたし自身、AGAの治療を行いながら酢リンスを行っています。
治療で発毛を促すためにも過剰皮脂は取り除いておきたいからです。
毛穴に皮脂づまりがあれば邪魔をしそうですから。
頭皮の毛穴から余分な皮脂が取り除かれた状態でミノキシジルの発毛剤などを塗り込むのは手軽さからもAGAやFAGAには良いのかもしれませんね。
4.まとめ
以上、酢リンスの体験と効果についてお話しました。
個人的には頭皮のさっぱり感には非常に驚きました。
まだ日にちは浅いですがしばらく続けていこうと思っています。
酢リンス自体は治療ではありませんし、すべてに必ず効果がでるものは世の中にはないでしょう。
それでも皮脂が多いなといった場合は手軽にお試しが出来ると思っています。
まずは薄めて回数も少しづつ。
ただし、抜け毛が増えたり、万が一身体に合わないといったような不具合が出たような場合は決して無理せず控えてくださいね。
シャンプー後も酢リンス後も、頭皮に負担をかけない洗浄を行なうのもたいせつ。

他にもシャンプー剤が合わず頭皮が荒れていたり…
ゴシゴシ洗い過ぎもだめだから加減も難しい…
そんなときには今CMなどで有名になってきたあのお役立ちツールも。
シャンプー溶剤に頼りすぎない泡の力…どうやらとんでもないみたい!
全身にも使えて髪や頭皮に負担をかけずちょうどよく皮脂を落としてくれる。
口腔ケアにも使えるが載っていたのは驚きでした。
さらに水道代の節約にも。
毎日使うものだから助けを借りるのもかしこい選択ですね。
また、栄養価が高い黒酢はアミノ酸が豊富なためリンスだけではもったいないかも。
酢リンスだけではなく毎日の食事に上手に取り入れることも髪にも身体にも良さそうです。
なお、AGAやFAGAの場合はあわせて根本的な対策も重要です。
酢リンス使用後ならより頭皮に浸透しそうなミノキシジル発毛剤たち。
昔と違いかなりリーズナブルになってきていて注目されています。
数種の発毛剤を使った経験がありますので選び方のヒントになるような記事もぜひご覧になってみて下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました。