30代でハゲてもまだ大丈夫?体験から対策をブログに
「30代に入ったけどやっぱり薄毛がはっきりしてきたかも…」
そんな声は20代より増えてきます。
男性型脱毛症AGAは進行性なので年齢が上がれば当然増えるからです。
女性型脱毛症のFAGAもその傾向はあるでしょう。
実は20代からその傾向はなんとなく出ていてだんだん顕著になってきてしまった…
このパターンも多いはずで30代に入ってから自覚せざるをえないことも。
なぜならわたし自身そうだったから。
20代の初期の頃は認めたくなかったんですよね…
でも今思えばそれで後悔したこともしきり。

30代はそんなことはないと思います。
AGAやFAGAの場合はまずはきちんと自己認識して対処すればまだ回復の可能性も高いと思います。
ただし対策を間違えれば進行していくだけのこともあるでしょう。
なぜそう思うのかというと、そんなAGA対策の失敗も体験しているからです。
まだ希望はあるはずです。

体験をもとに効果を感じたこともしてはいけないと思うことも書いていきます。
薄毛のつらさは身にしみています。
悩む人が少しでも減ればいいなと思い治療体験者目線で記事にしていきます。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
1.最優先対策は治療の理由
AGAは完全に治すことは難しい進行性の脱毛症です。
少しでも進行を遅らせていくことが最大の狙いとなります。
では効果的な方法は何でしょう?
それはやはり「治療」になると思います。
なぜならAGAは男性ホルモンや遺伝が強く関わるからです。
男性ホルモンのテストステロン。
これ自体が悪さをするわけではありません。
男らしい健康的な身体を作ったりやる気を生み出したりします。
しかし…
これが毛乳頭細胞内に入ると「5αリダクターゼ」という還元酵素により悪玉ホルモンの「ジヒドロテストステロン」に変換され男性ホルモン受容体と結びつき薄毛となってしまうのです。
この5αリダクターゼの分泌量や男性ホルモン受容体の感度は人それぞれ。
遺伝の影響が非常に強いと言われています。
つまり、AGAになりやすい人となりにくい人がいるのです。
原因が遺伝やホルモンレベルの問題なのですからそこに効果があるもので対策しなければいけないのが分かります。
これが治療以外では根本原因にアプローチしにくい理由です。
では具体的な治療方法とは何でしょうか?
- ミノキシジルの発毛剤
- フィナステリドやデュタステリドといった内服薬
の医薬品を用いた治療がメインとなります。
1.は血流アップで発毛促進する、主に生やすこと
2.は、5αリダクターゼをブロックしてテストステロンがジヒドロテストステロンに変換されるのを防いで、異常脱毛を防止して正常なヘアサイクルに戻すこと
これらを狙います。
AGAによる異常な細毛や脱毛を防ぎ、抜けにくい髪を育てるためには同時に行うのが望ましいです。
※画像はイメージです
ちなみに上の2つの治療方法は日本皮膚科学会が発表している「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017 年版」で推奨度最高のAランクとされているのです。
出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017 年版
2.30代での治療開始は手遅れ?

大丈夫です。
個人差はありますが30代ならまだまだ毛髪を生み出す体の細胞が若いことが多いからです。
AGAの原因であるホルモン生成を阻害したとしても細胞が元気でなければ新たな毛髪は生えにくいはず。
これはAGAでなくても年齢を重ねた男性の毛髪は10代の若者のようなフサフサの人が少ない理由でもあるでしょう。
若いほど治療も効果が上がりやすいはずで30代ならまだまだ毛母細胞も若いはず。
わたし自身、30代で本格的にフィナステリドを飲み始めた経験をしています。
正確にはフィナステリドの先発薬である「プロペシア」からでした。
それまで使っていた良く効果もわからない育毛剤(※ミノキシジルではない)を中止してプロペシア服用を始めます。
実感としては効果はてきめんで、服用半年前後でとにかく抜け毛が減ったように感じました。
これはヘアサイクルが正常になりつつあった効果と思っています。
参考までにこれが当時わたしが実際に飲んでいた先発薬プロペシアから切り替えたフィナステリドのジェネリック実物です↓
薬の入手についてもすこし。
当時はまだフィナステリドジェネリックも、今のようにリーズナブルなクリニックもなかったので皮膚科一択。
診察代とあわせて毎月¥10,000程と少しだったと思います。
財布に優しくは無かったですがそれまでシャンプー時の恐怖だった抜け毛が減ったのでなんとか続けました。
さらに、ミノキシジルの塗る発毛剤、リアップを追加で始めます。
あわせ技が効いたのか気のせいか…髪が太くなりだしたように感じてうれしかったのを覚えています。
数年それを続けて、個人的にはAGAを遅らせることは出来ると思っています。
もちろん薄毛や身体の状態は人それぞれです。
それでも、30代ならまだまだチャンスはあると思う理由はこうした実体験からです。
3.注意点について
もちろん治療には注意点もいくつかあります。
まず第一に用量用法は必ず守って下さい。
わたしはこれで失敗しています。
先ほどお話ししたようにある程度効果が出てきたころのこと。

なんて独断を30代の頃に下します。
理由には先ほど書いたような経済的な事がメイン。
毎月塗り薬と飲み薬プラス診察費用で¥20,000弱がきびしかったから。
そこでまず、プロペシア(フィナステリド)を止めてミノキシジル発毛剤のみにします。
結果は大失敗…
抜け毛が増えていきました。
想像ですがジヒドロテストステロンがまた悪さをして生えてきた髪の寿命を短くしていたのでしょう。
それでも今思えばミノキシジルも止めていたら現状維持ももっときびしかったはず。
その後さらにバカな追加決断をします。
とうとうミノキシジルも中止したのです。
今思えば、その時やめる決断が出来たのはそれまでの効果を実感していたからと思います。
しかし、数年で元の薄い状態に戻ります(T_T)
慌てて再度皮膚科に通いフィナステリドを処方してもらいます。
でも…なぜか以前のような効果を感じませんでした。
考えられることのひとつはきっと、先ほどお話しした毛を生み出す身体の衰えと思います。
フィナステリドには薬に身体がなれてしまうような耐性反応はないと聞いたからです。
30代のうちにしっかり継続すれば当時もっと効果が安くあがっていたのではと今でも思っています。
中断で薄毛に戻ればまた一からやり直しですから。
昔と違い今ではうれしいこともあります。
専門のクリニックが増えたこともそのひとつです。
大きなネックの治療費もかなり抑えられるから。
しかしクリニックは千差万別です。
自分で通いたいと思うところは決して多くはありません。

体験からは「価格重視」でよいと思っています。
30代なら薬による予防治療からで多くの場合じゅうぶんと思うから。
シンプルに薬での治療を中心に押し出している良心的に感じるクリニックを選びたいです。
それなりに利用者が多いところならさらに安心。
評判が悪ければ廃れているはずだからです。
オンライン完結で利用者も多い。
おためしにひと月分の薬は無料で提供してくれるところもありますので上手に利用したいですね。
治療は独自判断せずきちんと継続することが必須です。
合わせて「過度に期待しすぎないこと」もとても大切です。
過度にというのは、10代の頃のようなふさふさの毛量にはまず戻らないということ。
髪の太さをしっかり維持して薄毛感がなくなることを目指すべきと思います。
注意点はもうひとつあります。

そんなことはありません。
AGAによる脱毛の直接原因がホルモンであっても新たな髪を生み出す材料は必要だからです。
例えば毛髪はタンパク質から作られますから不足すれば…
睡眠中に身体の修復作業が行われますから睡眠が取れなければ…
さらに不規則な生活で病気にでもなれば発毛どころではなくなります。
大切にするに越したことはありません。
クリニックならば独断にならない効果測定やサポートを利用できますね。
4.まとめ
今回は30代で薄毛に気づいたときの可能性と対策について体験からまとめました。
30代なら薄毛の初期のことも多く、きちんと継続治療することで結果的に早く安くすむことも多いと思います。
もちろん完璧に全てに人に効くものなんてありませんが進行を遅らせることを目指すべき。
例えば生やすための塗るミノキシジル発毛剤は通販でも購入可能でお手軽です。
ぜひ始めてみて下さい。
効果的に治療するならやはりフィナステリドなどの治療も検討されてみてはいかがでしょうか?
AGAは進行性だからです。
リーズナブルなクリニックをまずは選択肢に!
ぜひ堅実に継続治療して、薄毛の悩みがなくなりますように。
少しでもヒントになればうれしいです。
ご覧いただきありがとうございました。