AGAとは?きっかけは男性ホルモンが原因?治療薬や対策
「AGA」とはなんでしょうか?
いわれる「男性型脱毛症」のことです。
薄毛で悩む男性の多くがこの「AGA」であると言われます。
わたしもAGA体験者です。
自覚したときは何がなんだか分からずに不安ばかりがどんどんふくらみました。
「どんな特徴があるの?」
「原因や発症のきっかけは?」
「対処法はあるの?」
これらを理解していないと有効な手が打てません。
また、対処は1日でも早いほうが良いと体感しています。
その理由や対策をAGAのメカニズムとともにおはなししていきたいと思います。
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1.AGAの特徴
日本人の成人男性の多くの薄毛はこのAGAと言われます。
2007年時点で既に1,350万人前後が悩んでいたとも…
20代ごろから進行するパターンが多いと思います。
外見的な特徴です。
- 髪の生え際、額から薄くなる(いわゆるM字)
- 頭頂部から薄くなる
どちらから進行しても最終的にはこの両方の薄毛がつながることが多いです。
前頭部から頭頂部辺りまでがU字型に薄くなり髪のボリュームが減っていきます。
最後はツルツルに…
一方で側頭部(サイド)と後頭部の髪のボリュームは変わりません。
これらにあてはまらない場合はAGAではなくストレスや体質、生活習慣によるものなど別の原因の脱毛症の可能性があります。
体調がすぐれない場合は重大な病気が隠れている場合もありますので内科医などに相談しましょう。
ちなみに髪の毛はどのように成長するのでしょうか?
通常、男性の髪の毛は生え始めから3年から5年ほどの成長期を経て休止期に入ります。
その後しばらくして毛穴下の細胞に新しい髪ができ休止期に入った髪を押し出し抜けるサイクルを繰り返します。
正常であればきちんと新しい毛が生えてくることになります。
しかしAGAになると…
そのサイクルが短くなってしまい本来ならば成長期の時期の髪が早々に抜け落ちてしまうのです。
次の新しい髪の準備も間に合いませんし弱々しいまま…
そのためAGAの毛髪には特徴が見受けられます。
- 髪の毛が細く短くなった
- 髪のボリュームが減った
- 洗髪時に抜ける毛が細く短いものがとても多くなった
これらがあてはまる場合はAGAの始まりの合図の可能性があり要注意です。
AGAは発症すると進行するのみで自然治癒はまずありません。
一刻もはやく対策する必要があります。
2.男性ホルモンと発症のきっかけ
AGAは男性ホルモンと遺伝により引き起こされると言われています。
まず男性ホルモンについて。
男性ホルモンは体を作るために必要な成分で若々しさにも関わります。
しかし、以下の流れで男性ホルモンが変化していくことがあります。
- 男性ホルモンのなかの「テストステロン」という物質が毛乳頭細胞に入る
- テストステロンが「5αリダクターゼ」という酵素によって「ジヒドロテストステロン」に変換される
- ジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容体と結合して細胞増殖を抑制する「TGF-β1」が生まれる
- TGF-β1は毛乳頭を萎縮させ毛母細胞の成長を抑制、髪の成長サイクルを短くしてしまう。
なぜ前頭部・頭頂部と側頭部・後頭部と髪の薄さの違いがあらわれるのかもここに答えがあります。
男性ホルモンの受容体(レセプター)ですが頭部の中では後頭部や側頭部下には殆どありません。
前頭部や頭頂部がほとんどでその悪影響をしっかりと受けることになります。
そのとおりです。
「男性ホルモンが多い」だけでは皆が薄毛になるわけではないということです。
確かに髪もフサフサでヒゲも濃いひともいます。
ただしテストステロン、男性ホルモンが多いということは少ない人よりもAGAを発生しやすくはなるでしょう。
テストステロンが変換されやすいタイプかどうかは遺伝が大きく関係していると言われます。
遺伝的に5αリダクターゼが活発ならばジヒドロテストステロンを過剰に生み出しますしレセプターの感受性が高ければTGF-β1が生まれやすくなります。
母方の祖父が薄毛の場合、レセプターの感受性は影響する可能性が高いといわれています。
ただし薄毛が父方の祖父や親類の叔父や自分の父親だったから安心というわけではありません。
隔世遺伝もあるので何世代も前の薄毛の遺伝子が突然あらわれることもあるとか…
残念ながらこのあたりのメカニズムはすべて解明はされていませんが遺伝でホルモンが活性化しやすい体質を受け継ぐのは事実でしょう。
ちなみにホルモンバランスは食事や運動、睡眠などが不規則になっても乱れます。
毛髪を生み出すにも栄養素から睡眠中に作られたりしますのでが大切にして下さい。
いえ!薄毛の兆候がある場合は放置しないほうがいいです。
大事なことは「ジヒドロテストステロン」への変換や、そのちからをどう弱めていくかがAGA対策のカギです。
※画像はイメージです
3.AGA治療薬について
AGA対策には薬による治療が効果的です。
放置すれば進んでしまう男性ホルモンバランスの乱れを整えるには薬しかないからです。
現在、医薬品を使った治療としては大きく2つの方法がメインです。
- ミノキシジルの外用薬塗布
- フィナステリド、デュタステリド成分を含んだ内服薬服用
ミノキシジルはAGAそのものを食い止めるというよりも髪を生み出す細胞を活性化して血流を良くする髪を生やすための薬です。
フィナステリドやデュタステリドをふくむ飲み薬は「プロペシア」や「ザガーロ」という先発薬が有名です。
こちらはジヒドロテストステロンの生成を抑制し主に正常なヘアサイクルを保ち抜け毛を抑制する薬です。
同時に使用していくことが多いはずです。
ただしこれらはすべて医薬品ですので副作用もあります。
わたし自身はすべて使用した経験があります。
率直な意見としては「効いた」と思っています。
地味なようですが現状維持も治療の目的です。
なぜなら放置すればどんどん抜けていくからです。
体験を別記事にも書いていますが大切なことは用量用法をきちんと守ること。
別記事で書いていますが隔日に薬服用などとケチって大失敗の経験も有りました…
飲み薬と塗り薬の過去記事はこちらです↓
4.まとめ
AGAにはホルモンや遺伝が関係します。
そのため自然に回復することはほぼありません。
治療を一刻もはやく開始することがとても大切なのです。
治療には抜け毛を防ぐだけではなく新たな髪を生み出すことも大切ですよね。
髪は細胞から作られます。
AGAはその細胞を老化させるとも言われますしさらに実年齢が高くなればなるほど活性化しにくくなります。
早ければ早いほど生えやすいはず。
なるべく早く治療を開始したほうが良いのはそのためで重要なことです。
実際に20代でAGAになって経験したことの記事もあわせてご覧ください。
進行してからの治療は簡単ではありません。
さらに治療しても髪が生え変わるには誰でも最低半年前後はかかります。
今ではより気軽に安価にオンラインのカウンセリング付きで薬を送ってもらえるものもあります。
わたしの治療開始時はほぼそんなところはありませんでした(笑)
相手ははプロですから恥ずかしくなくやさしく対応してくれるはずです。
もちろん食事や睡眠、適度な運動など規則正しい生活を送ることも重要です。
AGAの原因が血流が悪いこととは関係ないともされていて、生活習慣はどうでもよいという意見も聞いたことがあります。
血流を悪くすることで脱毛促進ホルモンが行き渡らないようにしたら抜け毛が止まった実験もあるようです。
しかし…不健康な体からは髪が生えづらいのも事実と思います。
髪にも血流で栄養が運ばれ栄養から髪が生まれるわけですから。
不健康な状態はデメリットが多いに決まっています。
育毛活動いっしょにがんばりましょう!
この記事がすこしでもお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。