ミノキシジルの代用品になる食べ物?副作用なく髪を生やすには
男性も女性も薄毛に悩んだときに気になったり耳にしたりする「ミノキシジル」。
男性型脱毛症AGAや女性型脱毛症FAGAに有効とされるお薬です。
日本皮膚科学会が発表している脱毛症診療ガイドラインでも有効性が高いとされています。
でも…薬ということは副作用も考えられるのです。


残念ながらミノキシジルの代用品となるような食べ物はありません。
ミノキシジルはもともと高血圧用の薬でした。
その副作用として全身に毛が生える多毛症を引き起こしたことからAGA用の薬に転用されたものです。
食べ物ではこうしたものは無いのです。
でも食べ物で代用できないとしても、なるべく副作用なく薄毛対策できるならばいいですよね?
「じゃあ食べ物は関係ないし無視していいのかな?」
「ミノキシジルは安全なのかな?」
「他に注意点はあるの?」
読んでいただくことでこれらの回答とあわせて薄毛対策のヒントになると思っています。
わたし自身、長年AGAと戦っていていろいろ調べたり試したりしてきました。
もちろん失敗もたくさんして分かったこともあります。
下の画像が実際に使ったミノキシジル外用薬の実物の一例です。
ぜひ読んでみて下さいね。
1.髪に良いとされる食べ物はある
先ほどミノキシジルと同じようなAGAやFAGA対策になる食べ物はないとお話しました。
ただし、毛髪は体内へ取り込んだ食べ物から作られているのは事実です。
「関係ないや」と無視はできないのです。

毛髪は「ケラチン」という硫黄を含んだ硬いタンパク質から作られています。
このケラチンですが「アミノ酸」から作られるんです。
つまり、良質なアミノ酸を含むタンパク質を摂取することは髪を作る上で非常に大切なことなんです。
毛髪は18種類のアミノ酸から作られますが、そのなかに「シスチン」というアミノ酸があります。
シスチンには毛髪を丈夫に維持する役割があるのです。
そのシスチンですが肉類や牡蠣、アワビ、じゃがいも、納豆などの大豆類やピーナッツ、卵や牛乳にも含まれます。
また、たんぱく質の他にも大切なものはたくさん。
例えば取り入れた食べ物などを体内で分解したり、他のものへ合成したりする「代謝」という働きがあります。
その代謝をスムーズに行うためにはビタミンやミネラルというものが欠かせません。
ビタミンはタンパク質の代謝をスムーズにしますから髪が抜けて新しく生えるようなヘアサイクルにも関わります。
牛乳やレバー、チーズや緑黄色野菜、魚類などに多く含まれます。
ミネラルもエネルギー代謝を促して体の機能や組織を調節・強化し、心身のバランスを正常に保ちますから髪にも重要です。
そのミネラルは体内で作り出すことが出来ないため食事やサプリメントなどから摂るしかありません。
亜鉛や銅が有名でしょうか?
亜鉛は牡蠣や帆立貝、ココアやカシューナッツ、アーモンド、くるみ、ネギや大豆、肉類に含まれます。
ただし全ては取りすぎは注意!悪影響を与えるのでバランスが重要です。
そういえばよく運動や睡眠が髪にも重要と聞いたことはありませんか?
健康な身体を維持することが食べ物などから毛髪を生み出す代謝をスムーズに行う為に重要だからです。
さらに睡眠中に髪を含めた代謝も多く行われるそう。
バランス良い食事などからの栄養摂取と睡眠運動は無視できないのです。
しかし…言ってみれば食べ物は毛髪を生やすための原料。
AGAやFAGAの場合、その原因である男性ホルモンの変異は強力なため、それだけでは対処できません。
ヘアサイクルは乱れ、毛髪は早く抜け落ちます。
さらにその毛穴から細い髪しか生えなくなるのです…
しかしミノキシジルの発毛剤ならば、より強力に毛母細胞に働きかけます。
そして乱れたヘアサイクルを修復して発毛促進してくれるのです。
バランスの良い食事や睡眠を取った上で、ミノキシジル発毛剤を使うのが効果的とされる理由です。
2.ミノキシジルの副作用が心配

たしかにミノキシジルの塗り薬、外用薬には副作用の可能性があります。
しかしそれはどんな薬でも同じと思います。
最低4ヶ月から半年は朝晩継続して頭皮に塗布しますが以下のような場合は使用を中止して医師や薬剤師に相談して下さい。
- 頭皮に発疹やかぶれや熱を感じるとき
- 頭痛、めまい、気が遠くなる
- 胸の痛みや心拍が速くなった
- 急激な体重増加やむくみがあらわれた
などです。
これらは一例ではありますが異変があれば必ず医師・薬剤師に相談をして下さい。
次に副作用の発症率です。
わたしが購入したリアップのなかに入っていたハンドブックによると…
リアップのデータでは50例中4例、8.0%の副作用が認められましたがほとんどが接触皮膚炎や湿疹としています。
正しく使えば重篤な心疾患や死亡例はないということです。
容量用法を守って使えば副作用の心配は少ないのではと思います。
わたしの場合は身体や頭皮に特に異常は現れませんでした。
ミノキシジル塗り薬を使ってはいけない場合にもかんたんに触れておきます。
- ミノキシジルでアレルギーを起こしたことがあるかた
- 未成年者(20歳未満)
- AGA以外の脱毛症の場合(円形脱毛症や甲状腺疾患による脱毛症など。購入時に確認があります)
- 脱毛が急激な場合やまだら状に髪が抜けている場合
使用前に確認が必要な人もいます。
- 薬や化粧品などでアレルギー症状のあるかた
- 高血圧・低血圧のかた
- 心臓や腎臓に疾患のあるかた
- むくみがあるかた
- 高齢者(65歳以上など)
- 他に病気をお持ちの方
などとなります。
詳しくは購入時に薬剤師からきちんと確認があると思います。
かんたんに済みますからきちんと回答しましょう。
※画像はイメージです
毛髪を生やす細胞が元気なうち、つまり早いうちからの使用のほうが効果的だった経験もしています。
しかし現在は原材料費の高騰などから価格も在庫も不安定なことも…
継続して使うものなので下記のようなまとめ買いがお得な製品も上手な選択。
単品でももちろん安いです。
万人に効くものはありませんが、それでも効能が高いとされる薄毛が早期のうちに試してみるのはいかがでしょうか?

男性とおなじ製品は使えませんが女性用の塗り薬は使用可能です。
男女ともに今では比較的安価なジェネリック製品も出ています。
以下に女性用にお得なものもあります。
3.ミノタブってどうなの?

はい、確かにあります。
ミノキシジルタブレット、ミノタブと呼ばれるものです。
発毛効果は塗り薬よりも高いとされます。
効果が高いということは副作用の確率も上がるということです。
経験から考えると、薄毛が初期の場合はまずは塗り薬からで良いと思います。
わたしもミノタブを服用していて、以前に体験や副作用についてはもう少し踏み込んで記事を書いています。
もしご興味がお有りの場合、くわしくはこちらに↓
そして最後に大切なことがあります。
ミノタブではなく、頭皮に塗るタイプのミノキシジル外用薬は決して飲まないで下さい!!
塗るタイプはあくまで塗るものです!
重篤な副作用を招く可能性があります。
4.まとめ
今回はミノキシジルのような成分を持つ食べ物があるかについて解説しました。
もちろん食べ物自体も毛髪を生み出す材料になるわけですから大切なことです。
しかし生えた毛髪を早めに抜けさせてしまうAGAやFAGAには、効果的とされるミノキシジルの使用がおすすめです。
もちろんすべての人に完璧に効くものはありません。
それでも何もしなければAGAやFAGAは緩やかに進行してしまいますから。
リーズナブルなものも増えてきていますからご検討なさってみて下さい。
最後に、それぞれ男性用と女性用の要注目記事もあります。
薄毛もあきらめたら終わり。
わたしも最後まであきらめません!
少しでも薄毛で悩むことが減ることを心より願います。
最後までご覧いただきありがとうございました。