ノコギリヤシの薄毛への効果 リアップ併用とおすすめの人
薄毛のことを調べていると「ノコギリヤシ」という単語を目にしたことがあるかたも多いと思います。

正直わたしもそれくらいのイメージしかありませんでした。
薄毛の改善にはならないんじゃないのと・・
気になったのは薄毛治療薬と効能が同じ部分があるということからでした。

いえ、簡単にみんなが生えるわけではありません。
調べていくとリアップなどに使われているミノキシジル塗布薬との併用もカギに。
チャレンジするのに向いている人と不向きな人も見えてきました。
一体どういうことでしょうか?
順番に見ていきましょう。
1.ノコギリヤシの効果
ノコギリヤシはその名の通りヤシ科の植物の一種です。
扇状についた葉がとがっていることからその名が付きました。
もともと北米原産で北アメリカから中南米に自生する2~3メートル以上に達する背の高い植物です。
英語ではソーパルメットと呼ばれます。
その抽出物が前立腺肥大症や頻尿改善に効果的とされヨーロッパの一部の国では前立腺治療薬として認可を受けています。
現在日本では医薬品ではなく食品扱いとなります。

そうなんです。
日本国内でAGA薄毛治療薬として認可されているプロペシアやザガーロ。
それぞれフィナステリドやデュタステリドという有効成分を含みます。
もともとは前立腺肥大症の治療薬から転じたものです。
ザガーロと同成分のアボルブはまさに前立腺肥大症治療薬そのものです。
これらの薬はAGA薄毛の原因となる5αリダクターゼという酵素の働きを抑制します。
ノコギリヤシは先程お話したようにヨーロッパの一部では5αリダクターゼ抑制の前立腺肥大症治療薬です。
薄毛治療も同じく5αリダクターゼ抑制が狙いとなります。
そうした理由からノコギリヤシもプロペシア等と同様に薄毛への効果が期待され今も研究が続いています。
※画像はイメージです
2.ノコギリヤシの副作用や注意点

身体にいれるものですからすごく気になりますよね。
日本国内ではノコギリヤシは医薬品ではありませんし副作用についてはないとされてます。
栄養補助食品としてサプリメントから摂取することになるでしょう。
ただし注意点はあります。
記載された1日の摂取量を守りましょう。
320mgが目安となるサプリメントが殆どと思います。
過剰に摂取すると予想外の体調不良を引き起こす可能性があります。
その他注意点もあります。
プロペシアやザガーロなどのAGA治療薬を服用中の場合は摂取を控えて下さい。
これらの薬も1日あたりの摂取上限が決められています。
ノコギリヤシを併用することによって5αリダクターゼ抑制成分が制限量を超えてしまうと肝臓などへの悪影響が考えられます。
発毛どころではなく逆効果となってしまいます。

妊娠や授乳中の女性やお子さんもノコギリヤシは避けてくださいと書かれているノコギリヤシサプリ製品があります。
ちなみにプロペシアなどのAGA治療薬は女性や子供、妊娠中のかたは特に使用してはいけないことになっています。
AGA治療薬はさわってもいけないとされるほどホルモンに影響します。
ノコギリヤシがそこまでではないとしてもAGA治療薬に似た働きをするのならくれぐれもご注意下さい。
最後に血液をサラサラにする薬を服用していたり糖尿病、肝臓などの病気の治療中の場合。
摂取すべきではないと思います。
こちらもAGA治療と同じく必ず医師、薬剤師に相談して下さい。
※画像はイメージです
3.おすすめできる人とできない人
日本ではノコギリヤシはあくまで栄養補助食品です。
医薬品であるプロペシアやザガーロよりもどうしても有効度は下がります。
海外の治験でも発毛したと感じた割合はプロペシアより低かったようです。

栄養補助食品なりの利点もあります。
さきほどお話ししたような注意点を守ればより手軽にチャレンジできることです。
医薬品より副作用の可能性は低いはずですしAGA治療薬よりかなり経済的です。
ただしおすすめできるのはAGA薄毛の程度がごく軽度のかたと思います。
まだまだ毛母細胞が活性化出来る可能性が高いからです。
一般的には若ければ若いほどよいとされます。
AGA薄毛の進行パターンについては下記記事にあります。
逆に薄毛具合が進行している場合はサプリメントのみではまず難しいでしょう。
男性型脱毛症以外の薄毛の場合も効果がないと思います。
4.ノコギリヤシとミノキシジル併用のすすめ
AGA薄毛対策効果をアップさせる方法があります。
それはリアップなどのミノキシジル外用薬を塗布する治療を取り入れることです。
これはプロペシアやザガーロでのクリニック治療でも同様です。
プロペシア等やノコギリヤシに期待するのは5αリダクターゼを抑制。
これは主に脱毛を抑える働きをします。
いっぽうリアップなどのミノキシジル塗布薬は血流をアップさせて発毛を促進します。
脱毛防止効果に発毛効果をプラスしたW効果を期待したいのです。
ミノキシジルは効果が見込めるとされる医薬品です。
食品とは期待値が違います。
もちろん医薬品であるからには副作用の心配もついて回ります。
そちらはミノキシジルと同じような効能を食事から取れないのか?と併せ解説しているのぜひ読んでみて下さい。
ちなみにリアップは医薬品ですので医薬部外品より効果が見込める代わりに医師や薬剤師に使用確認があります。
より経済的に考えるならばリアップの有効成分であるミノキシジルを同量含むジェネリック塗布薬をおすすめします。
5.まとめ
日本国内ではまだまだデータが少ないミノキシジルの薄毛への効能。
医薬品よりは効果は間違いなく劣るでしょう。
逆に言えば副作用も少なく、より経済的ではあります。
薄毛進行が初期のかたについては試してみる価値はあると思います。
その際は経済的なミノキシジルジェネリック発毛剤との併用をおすすめします。
ノコギリヤシのサプリメント。
選ぶならば安全製を考えて国産のものを選ぶべきと思っています。
ノコギリヤシ粉末に加え亜鉛とケラチンを加えたものがこちらにも。
最後にノコギリヤシの分量が多いものを!
1袋にノコギリヤシを12,600㎎×ケラチンを7,020㎎を配合。
1日2粒でノコギリヤシ420㎎、ケラチン234㎎摂取。
さらに亜鉛も含んでいます。
アマゾンではAmazon’s choiceになっています。
もちろん万人に効くものはありません。
毛が生えたと感じる個人差もあります。
発毛に関してはすぐには生えませんから中~長期的に考えなければいけません。
万が一体調に異変が起きた場合はすぐに摂取を中止し医師に相談してください。
ノコギリヤシとともに髪に良いとされる亜鉛についての記事もあります。
進行具合がごく初期以外の場合はミノキシジルと併せ医薬品での治療を考えるべきと思います。
今では安価で人気のクリニックも増えてきました。
その際は信頼できるクリニックを選ぶのが一番の近道。
疑問点はすべて質問して納得されたうえで治療開始されることをおすすめします。
AGA治療でよく聞かれる「失敗したことはないの?」の体験記事もご覧になってみて下さいね。
この記事がすこしでもなにかのお役にたったらうれしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。