AGAによる薄毛と老化 食べ物も関係する?AGEって何?
薄毛にはさまざまな原因があることはよく知られていますよね。
そのなかでも男性型脱毛症であるAGAは老化現象としての脱毛とは違ったものとも言われています。
そんなときたまたま「老化を促進させる食べ物がある」と聞き非常に気になりました。
細胞の老化で脱毛するならもしかしてAGAにも関係あるのでは?と思ったのです。
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1.AGAによる脱毛と老化現象による脱毛について
AGA男性型脱毛症は男性ホルモンのテストステロンが毛乳頭細胞内で5αリダクターゼという酵素によりジヒドロテストステロンに変換されたものが前頭部や頭頂部に多く存在する男性ホルモン受容体に取り込まれて薄毛となるものです。
いっぽう老化による薄毛は加齢により髪を作る毛母細胞などが衰えて発毛できなくなったり毛髪が細くなったりするものです。
男性でも女性でも老齢を迎えると誰にでもやってくる現象です。
両方とも最後は発毛する細胞の働きを衰えさせてヘアサイクルを短くして脱毛してしまう流れは同じなのかなと思いました。
それならば・・AGAには可能なかぎり老化促進を抑えることが育毛にも良いことかも考えたのです。
2.老化を促進する食べ物がある?
タンパク質と糖が結びつきタンパク質が劣化して「AGE」という物質を生み出す「糖化」という現象があります。
AGEは血管や細胞の老化の原因となります。
そしてAGEは食品を焼いたり揚げたりするような高温の調理で多く発生するのです。
例えば
- 加工肉であるベーコンなど肉類をカリカリに焦げが出来るまで焼いたもの
- 高温で揚げるなどして焦げた肉類
- 乳製品に熱を加えて焦げができたようなもの
などにはAGEが多く含まれています。
おいしいものばかりなんですけどね。
まったく食べないのは難しいですから食べ過ぎや焦げすぎたものには注意しましょう!
3.AGEの身体への影響
AGEが身体にあたえる影響をあらためて見てみましょう。
AGEは体内に入ることで老化を促進させてしまいます。
身体が焦げるとも言われるそうです。
血管内に蓄積すれば動脈硬化、さらに細胞や骨、皮膚までにも影響を及ぼすとのこと・・
生活習慣病や糖尿病、ガンも引き起こします。
薄毛という面で気になるのはやはり髪の毛への影響です。
毛母細胞等が老化すれば発毛しませんし脱毛の可能性も高まります。
医学博士である山岸昌一先生によると頭皮の毛乳頭細胞にAGEが蓄積すれば薄毛になる可能性もあるといいます。
さらにもう一つ・・
高温調理したタンパク質摂取以外にもAGEを増やしてしまうことがあります。
甘い物の取りすぎ等で血糖値が上がると血中のタンパク質と糖分が結合しAGEが発生するとのこと。
いずれにせよ食生活に気をつけなければならないことがよく分かりました。
参考:【老化の原因】糖化と酸化の違いは?AGE発生を抑えて糖化を防ぐ調理方法
4.AGEへの対策
現代の食生活では揚げ物などをまったく食べないわけにはいかないこともありますよね?
なにかいい方法はないのでしょうか?
それには「レモン」をうまく使う方法が有効なんだそうです。
レモンがタンパク質と糖の結合を抑えてくれるからとのこと。
もちろん食べすぎてしまってはレモンを使おうがダメですがうまく取り入れたいですね。
また、普段の生活習慣においても
- 食べすぎない
- 適度に運動する
- 規則正しく朝昼晩食べる
- バランスの良い食事を取る
- 食事はゆっくり食べる
などで糖化やAGEによる老化促進をふせぐことに繋がるのだそうです。
やはり不摂生は何事においても注意ですね。
なお、レモンは液体タイプのものでも良いようです。
こうしたものもうまく取り入れてみて下さいね。
5.育毛への影響
個人的な考えですが男性型脱毛症にももしかしたら毛母細胞等の老化が関わっているのではとも思うのです。
男性ホルモンの変異の影響が細胞の老化を促進させるんじゃないかと・・あくまで想像です。
そんなこともあり男性型脱毛症でもAGE等による細胞の老化は見過ごせないと考えています。
AGEが身体に増えると老化も進み髪が生える新陳代謝も弱めてしまいます。
育毛環境も老化しさらに病気にでもなれば発毛は期待できません。
通常の加齢による老化は自分でコントロールできない部分もあります。
でも食べ物によるAGE増加を防ぐなど生活習慣の注意や見直しならばある程度自分でコントロール出来るかもしれません。
AGEを知ってからはさらに食べ物と薄毛は無関係ではないと思えてきました。
こうした情報を知っている知らないの差はあるのではないかと思います。
さらに食べ物とAGAに関する記事もあります。ぜひあわせてご覧ください。
育毛活動ぜひいっしょにがんばりましょう!
この記事がすこしでもどなたかのお役に立てばうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。