リアップや育毛剤は効かない？理由や注意点を体験から考えた
市販されている多くの医薬部外品の発毛剤・育毛剤の効果に「十分満足している」と答える人は非常に少ないと思います。
「多くの発毛剤・育毛剤が効くなら世の中多くの人が薄毛になっていないよ」なんて言葉も良く耳にしたことがあります。
若いころスプレータイプのものを使いましたが「全然効果が出ないな」と感じていました。
しかし本当に効かないのでしょうか？
長年ミノキシジル発毛剤も使っていますがその体験からは全く期待できないとは思っていません。
ではなぜ効かないと思うのでしょうか？
その理由は使い方や考え方に注意点があるからと思っています。
一体どういうことでしょうか？
女性も男性もぜひご覧ください。
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1.市販の育毛剤は医薬部外品が多い
ドラッグストアやコンビニで販売されている多くの育毛剤はパッケージに「薬用」と書かれたものが多いですよね。
しかしそれらの多くは「医薬部外品」で「医薬品」ではありません。
似ているようですが効果も扱いも違います。
医薬品は効果も見込めますが副作用の可能性もあり、医師、薬剤師の判断が必要になります。
例えば有名な塗り薬、ミノキシジルを含むリアップ等は医薬品である「発毛剤」です。
発毛剤は発毛促進効果が認められています。
いっぽうで多くの医薬部外品の市販育毛剤。
副作用や日常生活への支障が少ないとされ、予防に重きをおいているものがほとんどです。
いえ、医薬部外品の育毛剤にもメリットは有ります。
購入の際に処方箋は不要ですから手軽に購入ができます。
ドラッグストアなどで購入出来る多くの育毛剤はこちらにあたります。
価格もお手頃なものが多い印象です。
専門機関のデータがあります。
公益社団法人 日本皮膚科学会から2017年に発表された「男性型脱毛症診療ガイドライン」によると…
医薬部外品である市販育毛剤は有効成分により推奨度BからC（Aが最高、Dが最低評価）となっている成分が数点掲載されています。
ちなみに発毛剤ミノキシジルの塗り薬は推奨度Aの「行うよう強く勧める」とされています。
一方で医薬部外品の育毛剤について。
多くの育毛剤は掲載されていませんでしたがD評価の「行うべきではない」ともされていません。
「まったく効かない」と言っているわけではなかったということですね。
もしくは調査されなかったものも多くあるでしょう。
しかし医薬部外品の育毛剤の有効成分も多くのメーカーで検証して有効とされたものが多いはず。
成分により目的とする効能は違いますが発毛促進・育毛にむけたものです。
つまり多くの市販育毛剤にも有効成分が含まれているのです。
それなのになぜ「効かない」と感じるのでしょうか？
2.効かないと感じる理由
市販の育毛剤が「効かない」と感じる理由はいくつかあると思います。
育毛剤だけではなく、医薬品である発毛剤にも当てはまる理由を見ていきます。
使用期間が短い
発毛剤・育毛剤の発毛促進効果は即効性があるものではありません。
それは毛髪が抜けて新たな髪に生え変わるヘアサイクルに関係します。
新しい毛髪の成長が見えてくるのは最低でも半年前後はかかるでしょう。
購入した育毛剤をひと月で使い切ったけれど効果がないからやめたという人も多いと思います。
ひと月ではきっと効果は感じられません。
だれでも長い目で見なければならないのです。
もちろん医薬品の発毛剤リアップでも同じような時間がかかります。
女性でも男性でも薄毛ではない人でも抜けた毛穴から髪はすぐには目立つほど生えませんから。
期待が大きすぎる
薄毛や頭皮の状態は十人十色です。
薄毛の進行程度も違うでしょう。
ある程度発毛剤・育毛剤を使用して現状が維持できているならばそれは十分な効果と思います。
しかしボーボーに毛髪が生えることを期待した場合は物足りないでしょう。
わたし自身がかつてそうでした。
見違えるようには生えないので使用をやめ期間を空けて別の製品でまたやめるの繰り返しでした。
期間を空けてしまい発毛剤の種類も変わるので不経済なだけだったと思います。
これは予防をねらう育毛剤にもいえますが、薄毛が進行していないことは意外にすごいことなのです。
使用していなければさらに薄毛は進行していたかもしれないから。
現状維持や毛髪が太くなったかなどにもぜひ注目すべきと思います。
頭皮環境の問題
発毛剤・育毛剤を塗布する頭皮環境も非常に重要です。
就寝前などにシャンプーしたあとのキレイな毛穴から発毛剤が浸透するのがベストです。
市販発毛剤・育毛剤を販売する各メーカーもそれを想定して研究しているはずですよね。
しかし実験の際に試験管等の実験で確認した有効度と実際に我々が使う頭皮での有効度は違うはずです。
※画像はイメージです
いくらマウス実験や何人かの人でのモニター実験を行っても、頭皮環境や毛髪の状態は人それぞれですから。
AGAやFAGAになれば頭皮には過剰皮脂があふれていることも多いです。
試験管で想定する頭皮の皮脂の状態を全ては再現できないでしょう。
考えてみれば非常にシンプルですよね。
これも「効かない」と感じる大きな理由のひとつと考えています。
わたしたちにできることは発毛剤・育毛剤を塗布するまえにきちんとシャンプーして乾かし、頭皮が清潔なうちに塗布することです。
洗い方に関してもとても重要！
せっかく生やした髪を自分で抜いている可能性もあると思います。
さらに食事や睡眠などの生活習慣も関わればすべての人に同じように効くはずはありません。
AGAやFAGAの原因がホルモンや遺伝にあるとしても毛髪自体は栄養素から作られます。
生活習慣も無視できないといわれる理由です。
頭皮の状態と成分のミスマッチ
市販発毛剤・育毛剤も有効成分により狙いに違いがあります。
同じようでも含まれている成分の狙いは違うんです。
例えば皮脂を抑えるものや血行を良くするものなど…
自身の状態に合わせ選択・使用しなければ改善はしにくいはずですよね。
これも失敗経験があります。
皮脂抑制をねらうべきだったのにせっせと血行促進重視のものばかり使っていたり。
狙いの成分が製品のいちばんはじめに記載されているものが良いと思います。
3.まとめ
今回は育毛剤や発毛剤は本当に効かないのかについて見てきました。
市販の育毛剤もまったく効かないことはないと思っています。
全てとはいいませんがメーカーの多くはプロフェッショナルが時間と資金をかけて研究開発をすすめているわけですから効かないものを堂々と発売するとは思えません。
少なくとも半年以上、現状維持や変化に注視しながら使用しましょう。
そして塗布のためにも洗髪は重要です。
シャンプー後の清潔な状態の頭皮に素早く行いましょう。
男女ともに現状いちばんの発毛促進のおすすめはやはりミノキシジル発毛剤と思います。
毛母細胞の活性化も狙えると思います。
今では安価なミノキシジルのジェネリックで半年ほど経過観察はありと思います。
AGAやFAGAは残念ながら何もしなければ進行していきます…
発毛剤・育毛剤は内服薬治療との組み合わせもオススメします。
わたしは先延ばしにして後悔した経験もあって結局AGA治療を開始しました。
育毛剤や発毛剤がどうしても効かないと思う場合はクリニック受診のご検討もありです。
比較的リーズナブルだったり良心的に思えるところをリストアップしてみました。
思い立ったときがスタートするには一番早いのも本当ですから。
薄毛で悩む人なんて自身含めていなくなればいいのにと思います。
悩みは吹き飛んでほしい！
この記事が少しでもなにかのヒントになればうれしいです。
ご覧いただきありがとうございました。
